さぶかるちゃん

車にも酒にも旅行にもお金をかけないロスジェネ世代のためのゆるふわ系サブカルニュース

sizen_go

冨樫義博の根っこ『レベルE』

月にかわってお仕置きされるべき漫画家、冨樫義博
週刊誌で隔月連載しようが、ネームのまんま掲載しようが、僕らが彼らに期待してしまうのは、冨樫義博がまだまだジューシーな漫画家だからだろう。

冨樫義博という果実の中心にあるのは、「幽☆遊☆白書」でも「HUNTER×HUNTER」でもない。

『レベルE』。
冨樫義博の根っこがここにある。

レベルE (Vol.1) (ジャンプ・コミックス)レベルE (Vol.1) (ジャンプ・コミックス)
著者:冨樫 義博
販売元:集英社
発売日:1996-03
おすすめ度:5.0
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nabokov7

夏の終わりの為の、言語と五感のコラージュ - 「夢+夜〜ゆめたすよる〜」 (少年王者舘)

少年王者館の演劇にはじめて出会ったのは、もう何年も前のことだ。
大学に入りたての僕は、好奇心と中二病のおもむくままアングラなイベントや初めて見る名前の劇団の公演を漁っていて、その中途で彼らの演劇に偶然辿り着いたのだった。

昭和のノスタルジアを感じさせる衣装や大道具と、どこかで聞いたような、でも初めて聞くような、不思議な文法の台詞群。
なによりもまず、日本語にこんな強烈な表現力があったんだ ! ってことに衝撃を受けた。

それ以来、毎年欠かさず通い続けている。僕にとっての夏の風物は、潮干狩りでも花火でもなくて、少年王者舘の毎夏の公演なのだ。見終わって劇場の外に出ると、ああもう今年も夏が終わるんだなぁと思う。

yume


どんな筋なの ? と聞かれると説明するのが難しい。

彼らの演劇では必ずといっていいほど「死」や「無限ループ」のイメージが繰り返しほのめかされるが、はっきりとした筋はない (ように思える)。そしてはっきりしたストーリーがないからこそ、瞬間瞬間のイメージが右脳に直接流れ込んでくるのを抑えられないのだ。

少しずつ変容しながら、あるいは順序を入れ替えながら、繰り返されるモチーフ。
一瞬で動と静のシーンが切り替わる独特のリズム感と、形式化された構成。
装飾音のように随所にさしこまれる細やかな仕掛け。
そして、それらの断片をリンクしていく言葉遊び。

ああ、これは音楽みたいなものなんだ、とあるとき気がついた。

音楽に身をまかせるように、彼らの演劇が繰り出すイメージの洪水に身をまかせてみたら、理由もなくセツナイ気持が沸き起こって来るのを感じることが出来ると思う。

東京公演は下北沢ザ・スズナリにて、8月25日(火)まで
詳細は [公式サイト] へどうぞ。

suzunari


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[関連]

星ノ天狗 御姉妹 (シリーズ戯曲新世紀)
著者:天野 天街
販売元:ペヨトル工房
発売日:1996-09
クチコミを見る


トワイライツ [DVD]
出演:石丸だいこ
販売元:J.V.D.
発売日:2003-10-10
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※ 最初、この記事のタイトルを「語感(ごかん)と五感(ごかん)のコラージュ」って書きかけて、王者舘的言葉遊びに感化されすぎなのが見え見えでこっ恥ずかしくなったので直したのは秘密だ !

あと、「五感」って書いたのは大げさじゃないです。観にいけばきっと分かります。
volbicco

キリンジ兄の歌が上達していて吹いた

キリンジの新しいライブDVDが出ていました。

KIRINJI 10th Anniversary~SPECIAL SHOWCACE FINAL @Billboard Live TOKYO [DVD]KIRINJI 10th Anniversary~SPECIAL SHOWCACE FINAL @Billboard Live TOKYO [DVD]
出演:キリンジ
販売元:コロムビアミュージックエンタテインメント
発売日:2009-08-05
おすすめ度:5.0
クチコミを見る

キリンジのDVDって良くも悪くも安定してて、どれを見ても同じだと思ってはいませんか?
正直、僕は思っていました。

しかしこのDVDは、今までのものとはちょっと違います。
なぜなら、堀込兄の歌が上手くなっているのです!しかも劇的に!

「千年紀末に降る雪は」のブリッジ部分のファルセット。
そして名曲「冬きたりなば」。

ライブ中、高樹兄のソロパートやソロ曲のたびに手に汗を握り見守っていたあの日々が嘘のような歌いっぷりに、感動すら覚えました。コーラスも安定しており、映像作品という意味では、十年間で一番の兄弟のハーモニーが聴けます。
ときおりギターを弾くのに夢中でコーラスを忘れていたりもしますが、まあそこはご愛嬌。

また特典として見逃せないのがバンドメンバーによるオーディオコメンタリーです。
10秒単位のトークの隙間はあたりまえ、話題がなくて映像にあわせて歌い出したり、なんのために副音声があるのか。
ラストは、お兄ちゃんが独り言っぽいことをむにゃむにゃと(聞き取れない)言ったところで唐突に副音声が終わりました。シメのあいさつもなんもなしで。
オーディオコメンタリーというものの存在意義を根本から問う内容に衝撃を受けました。

いやあこのDVD、買ってよかった。
やっぱりこの兄弟、目が離せません(いろんな意味で)
最近の泰行の変な髪型についても、誰かそろそろ何か言ったほうがいいと思います。

あ、ここまで曲の内容にはまるで言及していませんでしたが、言わずもがなということです。
クオリティは折り紙付きですよ。そりゃあね、キリンジですもの。

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